SNSで話題となっているiVideoの「SoftBank SIM Free端末専用 4G LTE 一ヶ月900GB」を契約してみた。
そもそもiVideoとは?
国内及び国外ユーザー向けにモバイルWi-Fiルーターやデータ通信用SIMカードをレンタルしている。
使用する回線はSoftBankで、モバイルWi-Fiルータのレンタルのプランでは、SoftBankやY!mobileで販売されているものが見受けられる。
実店舗へ行かずともネットで申込可能だが
iVideoは実店舗での申込みの他に、ネットでの申込みも行っている。
ネットでの申込みでは、商品の受け取りがiVideoの実店舗、日本の空港内郵便局、LAWSON(日本の空港内も含む)、ヤマト運輸配送が可能だ。
iVideoの日本支店は東京の浅草、大阪の梅田にある。
ただし、ネットでの申込みの一部のフォームで、メールアドレスや電話番号を入力するページがSSL化されていなかったので、筆者は実店舗での契約をしてみることにした。
SIMカードは即日受け取りができた

浅草支店は、つくばエクスプレス浅草駅から徒歩10分以内で到着可能。
スタッフが2名のこじんまりとした空間があり、申込みを行った。
ネットでの申込みとは別の方法が取られるのかと思ったら、備え付けのPCからネット申し込みのフォームで申し込みを行った。(なぜかそのPCでの申込みフォームはSSL化されていた。)
公式ウェブサイトの案内では、モバイルWi-FiルーターやSIMカードの実店舗での受取は、受取日当日の12:00と書かれている。ところが、筆者が来店したのは16:00過ぎだったのに、申込み後すぐにSIMカードの受け取りができた。謎だ。
料金は?
筆者が契約したのは「SoftBank SIM Free端末専用 4G LTE 一ヶ月900GB」だ。
SoftBank回線を用いるデータ通信専用プランで、モバイルWi-FiルータではなくSIMカードのみのレンタル。月間の高速データ通信容量は900GBだ。
料金は1ヶ月あたり税抜4300円。しかし、5月27日の朝(時間は不明)までの申込みで料金は税抜3300円となる。事務手数料など他の料金はなし。
料金は前払い制で、最低1ヶ月間から最長36ヶ月間まで契約可能。料金は毎月請求されるのではなく、契約時に「月額料金×契約月数」の料金を一括で支払わなくてはならない。
契約の延長も可能だが、キャンペーン価格は適用されないし、iVideoとSoftBankの契約しだいで料金は変動するらしい。
筆者は試しに2ヶ月分契約してみた。
設定

契約したSIMカードは、SIMロックフリー端末向けとなっている。
SIMカードのサイズはマルチカットで、最大サイズはmicroだった。
筆者の所持している端末(iPhone XR、ZenFone 5Z、P20)では無事に通信をすることできた。
SoftBankスマートフォンの白ロム製品で通信できるかは未検証だ。
また、APNの設定が必要であり設定方法は付属の手順書に示されている。ちなみにAPN名は「plus.4g」だ。
ちなみに、iPhone XR(docomo版をSIMをロック解除)では、「インターネット共有」の設定項目が出現せず、テザリングができなかった。ZenFone 5ZやP20ではテザリングができたので、テザリング運用をする場合はiPhone以外が望ましいかもしれない。
試しに速度を測定

一度だけ通信速度の測定を17:00頃に行ってみたが、十分な実効値が得られた。
APN名からMVNO系ではないことが推測できるが、これからも定期的に測定していくつもりだ。
唐突に速度制限される?
筆者同様に900GBのSIMカードを契約しているユーザーがいらっしゃるが、このユーザーは、900GB以上の通信を行っていないにもかかわらず速度制限を受けたようだ。原因は不明のようだが、速度制限解除ではなくSIMカードの交換の対応を受け、今は無事にサービスを使えているようだ。
速度と料金の変動がなければ抜群のコストパフォーマンス
今回は期間限定の税抜3300円で契約できたが、通常価格は4200円でしかも定期的に料金は変動する。
もし、しばらくは通常価格の4200円のままであれば、競合サービスの中ではなかなか低価格である。例えば、競合サービスのFuji WiFiのSIMカードは200GBで税抜4800円だ。料金も月間高速データ通信容量もiVideoが勝っている。
速度の変動や料金の変動を、これから注視していくつもりだ。
参考: iVideo