Xperia Aceに搭載されているSnapdragon 630の実力は?歴代Compactシリーズからの乗り換えは必要?

先日、docomoから発表されたスマートフォンXperia Ace。このXperiaのSoCはSnapdragon 630である。

一方、先代のXperiaのコンパクトモデルのXperia XZ2 Compactは、Xperia XZ2と同じSoCのSnapdragon 845を搭載した、いわゆるハイエンドモデルである。

一般的に、Snapdragonの800番台はハイエンドモデル、600番台はミッドレンジモデルと定義される。よって、今回発表されたXperia Aceはミッドレンジモデルである。なので、Xperiaの最新コンパクトモデルだからといって安易に買い替えをしてしまうと後悔してしまう

ミッドレンジモデルなXperia AceのCPUやその他の要素を語りながら、歴代コンパクトモデルからの買い替えは必要なのかを検討していく。

Snapdragon 630について

概要

Snapdragon 630がQualcommによって発表されたのは、2017年5月である。

600番台で上位のSnapdragonはSnapdragon 670であるので、Snapdragon 630は600番代のCPUの中では比較的少し古いSoCだ。

Snapdragon 630を搭載したスマートフォンにはXperia Aceの他に、AQUOS sense plus、Moto G6 Plus、ZenFone 4 カスタマイズモデルなどがある。

スペックはCPUは2.2GHz(Cortex-A53)が8コア、GPUはAdreno 508、プロセスルールは14nmである。

ソース:4Gamer.netPC Watch

ベンチマーク

筆者は過去にSnapdragon 630を搭載したMoto G6 Plusを使用したことがあるので、Moto G6 Plusのベンチマークスコアを掲示する。

画像1枚目がAntutu Benchmark(Ver 7.1)、2枚目がGeekbench(バージョン忘れた)である。

Snapdragon 630の使用感

Moto G6 Plusを使用してでの感想となってしまうが、まず、電池持ちが非常に良いと思った。どれくらい良いかというと、ゲームなど描写能力を使う作業は行わず、ブラウジングやTwitterなど軽い負荷を主たる用途とする使い方では、余裕で1日中電池が持つ

負荷が少ない使い方をしてみたところ、12時間はバッテリーが持った記録がある。

また、処理性能も優れている。ブラウジングやTwitterといった用途では十分にこなせる性能だ。

しかし、ゲームはおすすめできないと思う。「思う」というのは、実際に数々のゲームをやりこんだわけではないためだ。それでも、Snapdragonの600番台でゲーム、それも3Dのモデルが頻繁に動くもののプレイは、プレイはできるものの、ハイエンドモデルよりは快適ではないと一般的には言われている。

Xperia Ace自体は買いであるか?

筆者の推測では、電池持ちが良く、処理性能もそこそこ優秀なスマートフォンであると思っている。

日本人が好んでいるコンパクトモデルであるし、防水防塵、FeliCa、指紋センサー、イヤホンジャックも搭載している。画面解像度もフルHD相当だ。

懸念点としては、テレビチューナーや、流行りのワイヤレス充電機能が非搭載であること。デザインは賛否両論であるが、筆者は嫌いではない。

価格は48,600円とハイエンドモデルのXperiaよりは手頃である。よって、他機種と比較をしなければ、妥当な値段であるとは思う。しかし、妥当であるとは思うものの、比較的古いSoCなのでもう少し安くあってほしいと思った。

歴代Compactから買い換えるべきか?

あくまで個人的な見解なので、参考程度にされたい。

買い換えるべき!と思う端末

Xperia Z5 Compact

処理性能はAceとは変わらないものの、省電力さがAceの方が上で電池持ちの差が歴然だと思う。しかし、Z5 CompactよりもAceの方が高さが+13mm、幅が+2mm、厚さが+0.4mm、重量が+16gなので、持ち方の慣れが必要となってくる。

参考:docomo

Z5 Compactより前のCompactモデル

快適さが圧倒的に違うので、素直に買い替えをおすすめする。

買い替えるべきか微妙な端末

Xperia X Compact

X Compactの方がSoCの性能がAceより良いのだが、仕様の「電池持ち時間」の項目が、X Compactは95時間に対し、Aceは125時間である。

また、X Compactの画面解像度はHDであるのに対し、AceはフルHD相当だ。

ところが、X Compactはワンセグチューナー搭載だが、Aceはテレビチューナー非搭載。

よって、処理性能は少し落ちてテレビが見れないものの、電池持ちや画面解像度に魅力を感じるならば、Aceへの買い替えは有効だと思う。

参考:docomo

Xperia X Performance

処理性能は2割程度X Performanceの方が上である。しかし、X Performanceの仕様の「電池持ち時間」の項目は約80時間となっており、Aceの125時間とだいぶ差がある。

よって、電池持ちより、SoCに負荷のかかる使い方をこなせることを優先するならば買い替えはしなくて良い。X Performanceを使っててもそれほど負荷のかかる使い方をしないならば、Aceへの買い替えはありだと思う。

参考:docomo

買い替えの必要は無いと思う端末

  • Xperia XZ2 Compact
  • Xperia XZ1 Compact

これらの端末は、Xperia AceよりSoCの性能が遥かに上なので、特別な理由がない限りそのままの利用をおすすめする。

余談:競合機種にGoogle Pixel 3aの存在

なぜ競合かというと、こちらもdocomoから発売予定であり、比較的コンパクトモデルだ。しかも、FeliCa、指紋センサー、イヤホンジャックがある。Xperia Aceより防水防塵性能は劣るが、SoCの性能がPixel 3aの方が若干上である。

また、値段がPixel 3aの方が少し安い。Aceは48,600円なのに対し、Pixel 3aは46,656円だ。

Aceが欲しい人にはそれなりの理由があるかもしれない。しかし、docomo発売で手頃な値段のミッドレンジモデル、FeliCaあり、イヤホンジャックあり、Xperiaへのこだわりは特に無いという条件ならば、筆者はPixel 3aをおすすめしてしまうだろう。

参考:docomoガジェットギーク