Androidスマホは発売日が同じでもみんな高性能ではない。新機種でも処理性能が良いとは限らない。スマホの性能の調べる方法あるが少し面倒。

Twitterでたまに話題になるAndroidスマホと他の機種の不毛な比較がなぜ起こるのか疑問に思ったので考えてみました。

発売時期が同じ最新Androidスマホは、すべて同じ処理性能ではありません。しかも最新機種であっても、過去に発売されたスマホの方が処理性能が良いことが多々あります。

スマホの処理性能が良いと、ブラウジング(ネットをすること)やSNSアプリの使用がスムーズにできる、ゲームがヌルヌルサクサクプレイできるなどスマートフォンを使う上で快適さが良くなります。

しかし、AndroidスマホとiPhoneではメーカーの方針が違い、Androidスマホでは最新機種であっても発売日が古いほうが処理性能が良いということがあります。

iPhone「最新機種=最高性能」

iPhoneならば最新機種を買っておけばとりあえず間違いはありません。あなたに快適で最高なスマホライフをもたらしてくれるでしょう。iPhoneのメーカーのAppleは「最新機種=最高性能」の方針を採っています(iPhone 5cやiPad系などは一瞬忘れてください)。古いiPhoneから新しいiPhoneへ機種変更した人なら経験してると思いますが操作の快適さが全然違うと思います。

Android「最新機種=最高性能」ではない!

ところが、Androidスマホ市場の方針はiPhoneとは違います。

発売時期が同じスマホでも、すべて高性能とは限りません。また、発売日が新しいスマホより古いほうが処理性能が良いということもあります。

例としてSHARP製の「AQUOS R SH-03J」と「AQUOS sense SH-01K」を比較すると、AQUOS senseよりAQUOS Rの方が処理性能が良いです。しかしAQUOS senseの発売日は2017年11月10日に対してAQUOS Rは2017年7月7日です。AQUOS senseよりAQUOS Rの方が発売が古いのです。

AQUOS R SH-03Jは2017年7月7日発売
AQUOS sense SH-01Kは2017年11月10日発売

なんで低い性能のAndroidスマホもあるの?

目的はいくつかあると思います。※あくまで私の考えなので事実と異なるかもしれません

処理性能の高さと本体価格はだいたい比例の関係にあります。処理性能が良いほど本体価格も高額です。逆に処理性能を抑えると低価格になります。値段が低くなれば単純に消費者はスマホを買いやすくなります。(もちろん低価格の割に処理性能が良い、いわゆるコストパフォーマンスが良いAndroidスマホもあります)

また、高い性能、中くらいの性能、低い性能の多種多様なスマホを展開することでメーカーの売り場面積の拡大や、消費者は自分の用途や予算に合ったスマホを買える機会を得られるなどのメリットもあると思います。

自分のスマホの処理性能はどうやって知ればいいの?

どうやってスマホ同士を比べれば良いのかというと方法はとりあえずはあるのですが、どれもあまり簡単ではないですし手間がかかります。

まず前提として、Androidスマホの性能は3つに分類されます。お持ちのスマホは必ずどれかに分類できます。

  • ローエンド:性能はあまり良くない
  • ミッドレンジ:ローエンドとハイエンドの中間の性能
  • ハイエンド:性能が良い

そして3つの分類はAndroidスマホの「用途」に対応しています。以下、性能に合った用途です。

  • ローエンド:指の操作をあまりしない使い方(動画を見る、メール、電話)
  • ミッドレンジ:ブラウジング、SNSアプリ、軽量なゲーム
  • ハイエンド:3Dモデルがグリグリ動くゲーム、(Twitter)

パズルゲームならミッドレンジで大丈夫かもしれませんが、キャラクターが踊る音ゲーやコマンドで攻撃をするRPGなんかはハイエンドでないと厳しいです。

1)レビューしてるウェブサイトで調べる

Googleなどで「(スマホの名前)レビュー」で検索すると、レビュー(スマホを使ってみてわかったことや感想)が掲載されているウェブサイトがたくさん出てきます。実際にスマホを使ってみた人のレビューを見ることで、そのスマホがどんな用途に向いているかを調べることができます。

ここで注意すべきことは、実機を使用せずスペックの情報だけでレビューを書いているウェブサイトがあることです。それはレビューではありません。

2)CPUの型番から判断する

日本で発売されているAndroidスマホには、だいたい「Snapdragon」というシリーズのCPUが搭載されています(ExynosやMediaTekなどは一瞬忘れてください)。

キャリアやメーカーのウェブサイトに掲載されているスペックの情報のうちCPUの項目を見ると、「Snapdragon xxx」「SDMxxx」「MSMxxxx」(x は数字)と書いてあると思います。ここでまず「MSMxxxx」とだけしか書いてない場合はその型番で検索をしてみて「Snapdragon xxx」の形式に変換する必要があります。「Snapdragon xxx」と「SDMxxx」は名前は違いますが中身は同じです。

「xxx」部分を見ることでAndroidスマホの処理性能を判断できます。

  • 600番未満:ローエンド
  • 600番以上800番未満:ミッドレンジ
  • 800番以上:ハイエンド

といった具合です。

ここで注意すべきことがあります。CPUの型番から判断する場合はスマホの「型落ち」が発生するためそのスマホの発売日も考慮する必要があります。

テレビなどの電化製品ではよく「型落ち」モデルがあると思います。先代より後継モデルのほうが高性能になっていますよね。Androidスマホでもこれが起こります。たとえ800番以上の型番であっても、それは発売日時点ではハイエンドであって、発売日が新しい800番代のほうが処理性能が良いです。

例えば「Xperia Z5 SO-01H」と「Xperia XZ2 SO-03K」を比較します。

Xperia XZ2 SO-03KはSDM845すなわち Snapdragon 845を搭載、800番代なのでハイエンドモデルです。

一方Xperia Z5 SO-01HはMSM8994すなわちSnapdragon 810を搭載しています。800番代なのでハイエンドモデルに属しますが、これはあくまで「発売日時点ではハイエンド」です。Xperia Z5 SO-01Hの発売日の2015年10月29日の時期ではハイエンドですが、2018年ではXperia Z5 SO-01Hが「型落ちハイエンド」となり、発売日が新しい2018年5月31日発売のXperia XZ2 SO-03Kは「ハイエンド」です。

3)ベンチマークアプリを実行する

ベンチマークとは簡単に言うと端末の性能を数値で表してくれる方法です。Androidスマホに限らずiPhoneやPCにもベンチマークアプリはあります。

Androidではいくつかベンチマークアプリがありますが、「AnTuTu Benchmark」というアプリをおすすめします。AnTuTu Benchmarkはスマホの全体的な性能を1つのスコアで表してくれます。スコアの測定方法は簡単で、アプリをインストールしてボタンをワンタップするだけです。

スコアの目安として8万点未満はローエンド、8万点以上はミッドレンジ、12万点以上は3Dモデルが軽く動くゲームなどに適しているハイエンド、18万点以上は最高品質設定で3Dモデルが動くゲームが適しているハイエンドです。

しかしデメリットとして、アプリの容量が大きい、本体のアプリと3D性能測定用アプリの2つをインストールしなければいけない、スコアの測定に10分ぐらい時間がかかることなどが挙げられます。

4)シリーズで判断する

有名なAndroidスマホはシリーズのようになっていて、例外はあるもののシリーズ最新モデルの処理性能は一般的には良いです。

例えばXperia XZ1 SO-01KよりもXperia XZ2 SO-03K、Galaxy S8 SC-02JよりもGalaxy S9 SC-02Kのほうが処理性能が良いです。

まとめ

  • iPhoneは最新モデルは高性能
  • Androidスマホは発売日が新しくても高性能とは限らない
  • 自分の用途にあったAndroidスマホを選ぼう

スマホでゲームをガッツリプレイしたいなら最新iPhoneまたは最新ハイエンドAndroidスマホを買っておけば間違いはないです。

ところで、ここまで調べてスマホを選びをする人はいるのでしょうか。

キャリアから比較方法が提示されていない問題

各キャリアからスマホ同士を比較する公式な方法は案内されていません。また、キャリアやメーカのウェブサイトで「高性能」と謳われていても先代機種との比較が主で、他のメーカーのスマホとは比較されていません。

少なくともキャリアが扱っている製品だけで良いので他のメーカーの垣根を超えた比較のシステムがあればいいと思います。

 

参考:NTT DOCOMO