FREETEL Priori 5の値段はスペックに対して妥当だが、万人に対して魅力的な値段ではない

2月9日に新生FREETELとしてMAYA SYSTEMから「REI 2 Dual」「Priori 5」が発表されました。今回はPriori 5の税抜価格16,800円について考えていきます。

Priori 4と5のスペック表

まずシリーズ前作のPriori 4とスペックなどを表にしてみました。

 Priori 4Priori 5
OSAndroid 6.0Android 7.1.2
CPUMT6737(1.3GHz×4)Snapdragon 210 (1.1GHz×4)
RAM2GB2GB
ROM16GB16GB
ディスプレイ5.0インチ IPS5.0インチ IPS
画面解像度1280×7201280×720
背面カメラ800万画素800万画素
前面カメラ500万画素500万画素
バッテリー4,000mAh2,300mAh
端子 スロットmicro SIM, nano SIM, microSD, 3.5mmイヤホンnano SIM×2, 3.5mmイヤホン, micro USB
無線LANIEEE 802.11 a/b/g/nIEEE 802.11 b/g/n
Bluetooth4.04.1
DSDS○(同時にmicro SD利用可)
4G1/3/5/8/18/19/28/411/3/8/19
3G1/5/6/8/191/5/6/8/19
VoLTE○(docomo,SoftBank)
高さ144.8mm140.0mm
71.5mm70.0mm
厚さ9.5mm8.5mm
重量167g135g
カラーマットブラック, シルバー, ブルー, ピンク,
グリーン, パープル
マットブラック, パールホワイト, シャンパンゴールド, レッド, メタルグリーン, スカイブルー, ピンクゴールド
ETWS
その他バックカバー着脱可, バッテリー着脱不可バックカバー着脱可, バッテリー着脱可
価格(税抜)14,800円16,800円

詳細な比較

 

Priori 5がスペックアップした点

  • DSDS対応
  • DSDS時にmicroSD利用可能
  • VoLTE対応(docomo、SoftBankのみ)
  • Bluetoothのバージョンアップ
    4.0→4.1
  • 寸法、重量の減少
  • カラバリの増加
    6色→7色
  • ETWS対応
  • バッテリー着脱可

Priori 5がスペックダウンした点

  • CPUクロック数の減少
    コア数同じだが1.3GHz→1.1GHz
  • バッテリー容量の減少
    4,000mAh→2000mAh
  • Wi-Fi 5GHz帯非対応
    IEEE 802.11 a→非対応
  • 対応バンドの減少
    LTE 5/18/28/41が削除
  • 価格の増加
    14,800円→16,800円

Priori 4から2,000円値上がり

シリーズ前作のPriori 4は税抜14,800円でした。

単純に考えると、後継機種であるPriori 5は2,000円値上がりしました。

5インチディスプレイ、本体は更にコンパクトに

日本では小さめのディスプレイのスマホの需要がある程度あります。Priori 5は5インチと小さめのディスプレイを搭載し、前作のPriori 4より本体サイズと重量が小さくなりました。

DSDS対応、ETWS対応はうれしい

エントリースペックモデルでDSDS対応機種はなかなかありません。それに加えETWSにも対応しました。この2点はPriori 5の強みであると思います。

バッテリー着脱機能は本当に必要?

バッテリー交換をしてまでSnapdragon 210、RAM 2GBの環境で2年以上使いたいとは思えません。スマートフォンは一般的には2年でバッテリーの劣化が起こります。なのでバッテリー交換をすることによって2年以上使えることを想定されていますが、果たしてこのスペックで2年以上快適に使い続けられるでしょうか?そもそもSnapdragon 210、RAM 2GBのスペックは操作を頻繁に行う用途に不向きです。もちろんユーザーの用途によって求めるスペックは違い、例えば電話の発着信専用にすればPriori 5の操作が少なく済みます。しかし購入ユーザーの全員が電話の発着信専用にするとは思えません。バッテリー交換をしてまでSnapdragon 210、RAM 2GBの環境で2年以上使いたいと万人が思うでしょうか。

現在の競合機種との比較

発売から期間が経ち値下がりしたもの含めて、同じような価格帯のSIMロックフリー機種と比べて見ます。

DSDS対応機種としてZTE Blade V8、ZTE Blade V7 Max、ZTE AXON 7 mini、Covia g07などが挙げられます。どの機種もPriori 5と比較して良いCPU、画面解像度がフルHD、指紋センサーを搭載しています。

DSDS非対応機種として、数ある中で例えばMotorola Moto G5があり、Priori 5と比較して良いCPU、画面解像度がフルHD、指紋センサー、Wi-Fi 5Ghz帯対応、高速充電機能を搭載しています。

Priori 5の価格帯の競合機種はPriori 5よりもスペックが比較的良い機種が多くあり、非常に苦戦を強いられると思います。

魅力的な値段ではないのが用途次第ではアリか?

全体的なスペック、値段、競合機種を考えると税抜価格16,800円は一般的にはあまり魅力的な値段であるとは思えません。ガラケーからスマホに乗り換えたいなどの新規スマホユーザーには個人的にはあまりおすすめできません。そのような人たちは用途がまだはっきりしておらず、幅広い用途に対応できるスペックを備えていないPriori 5では快適に使いこなせない懸念があります。一方で電話の発着信専用など用途を明確に持つユーザーには、コンパクトでDSDS対応のPriori 5は十分に買いだと思います。