作品を作る人が次の作品を作れなくなる恐れ。MusicFM、AniTube、漫画村が原因で。


私が最も訴えたいことは、今あなたが楽しんでいる作品を作った人に何らかの形できちんとお金が渡っているかということです。

作品を作ってる人にちゃんとお金が渡っていないアプリやサービスを利用することは、今後私たちが新しい作品を楽しむ機会をなくしてしまいます。

無料で音楽やアニメ、マンガなどの作品を楽しめることはうれしいですよね。しかし、例えば食料を買うのにお金を払っていますよね。払われたお金は工場や農家の人たちなど生産者の方たちに渡ります。そのお金で生産者の方たちは新しい食料を生産してくれます。そうすることで私たちは再び食料を買うことができます。

生産者の方たちに限らず販売店、運送業者などにもお金が渡りそのお金は今後の経営に使われています。食料の他にも衣類や電気、水道などにもお金を払って商品を手に入れたりやサービスを利用していますよね。

私たち1人では何かを作ることができないので、誰かにお金という対価を支払って商品を手に入れたりサービスを利用することができます。

音楽やアニメ、マンガも同様です。作品を作る過程でお金が使われます。そして新たに次の作品を作るのにお金が使われます。音楽ならライブにもお金が使われますね。もし作ってる人にお金が渡らなければ、これらの活動ができなくなります。

当然、新しい作品が生まれなければ私たちは新しい作品を楽しむことができなくなります。1つの作品の値段が低くてもたくさんの人から継続的に得られるお金の影響は大きく、これがゼロの場合、作品を作ってる人に大きな打撃を与えます。そして作品を作ってる人たちがどんどん業界での活動を辞めてしまい、業界が滅びてしまいます。

YouTubeやニコニコ動画などで無料で作品を楽しめる機会がありますが、それは作った人または会社が直接作品を投稿し再生数などに応じてYouTubeやニコニコ動画からお金を直接受け取っています。お金が作ってる人たちにちゃんと渡れば何も問題はありません。

ここまで述べてきましたが、法律の問題を訴えたいのではありません。作品を楽しんでる人のモラルについて訴えたいのです。独断と偏見ですが、無料配信アプリやサービスを利用している人たちは、利用することによってどんなデメリットが発生するのかきちんと理解してないように思えます。もちろん悪意があって利用している人は論外です。

また、Google PlayやApp Storeなど正規のストアを経由せず、「配信アプリ復活!インストールのリンクはここから!」などの文言に誘導されてアプリをダウンロードする、いわゆる野良アプリの利用はセキュリティ面で危険があります。正規のストアではアプリがスマートフォンなどで不正な動作をしないか検査を行っていますが、野良アプリでは当然検査が行われていません。野良アプリが原因での端末の乗っ取りや個人情報の流出などのリスクが十分にあります。

無料配信アプリやサービスの利用が違法かどうかに重点を置くのではなく、スマートフォンなどの普及で手軽にあらゆるコンテンツを楽しめるようになった現代だからこそ、作品を正しく楽しむ方法を再認識する必要があると思います。同時に、初めてスマートフォンを持つ中高生に対して教育機関などの十分な働きかけ、テクノロジーを利用する私たちが正しい情報を能動的に身につける習慣が大切なことだと思います。

参考:政府広報オンライン