技適なしスマホの国内使用に関する疑問を東北総合通信局に聞いてみた

技適なしスマホの国内使用に関する疑問を東北総合通信局に聞いてみた

技術基準適合証明等を受けていない、いわゆる技適マークがないスマートフォンの国内使用について私が疑問に思っていたことを東北総合通信局さんに質問をしてみました。

質問をしようと思ったきっかけは、私がインターネットで調べてみても私の疑問が解決するような明確な記事が見つからなかったことです。一部界隈ではグレーな話題ですが、私自身の疑問を解消するという目的で質問を行いました。

東北総合通信局さんにはこちらのフォームで質問を送りました。

なるべく質問で送った文章をそのまま記載したいと思います。

技術基準適合証明等を受けていないスマートフォンを、国内で国内事業者のSIMカードを用いて日本人が通信を行っても罰則されていないのはなぜか

この記事中の「Xiaomi Mi 6」は技術基準適合証明等を通過しておらず、さらに国内事業者のSIMカードを利用して通信を行っていることが自明です。しかし記事撤回等はなく、国内利用可能であるような表現を行っています。この記事に限らず、現在まで多数のメディア等で技術基準適合証明等を通過していないスマートフォン等の紹介が行われています。ここまで多数の事例があるにもかかわらず、それぞれの利用者には罰則等はないのでしょうか。

回答技術基準適合証明等を受けていないスマートフォンを、国内で国内 事業者のSIMカードを用いて日本人が通信を行うことについては、電波法上、不法開設(第4条1項違反)となる恐れがあります。また、電気通信事業者の電気通信回線設備(ネットワーク)に携帯電話等の端末機器を接続して使用する場合には、当該端末機器が電気通信事業法に基づく接続の技術基準に適合している必要があります。当該技術基準に適合していない端末機器をネットワークに接続した場合、電気通信事業法には、その利用者に対する罰則はありませんが、電気通信事業者が当該端末機器の接続の請求を拒否したり、接続の検査を受けるべきことを求めることがあります。

技術基準適合証明等を受けていないスマートフォンを国内販売店が国内で販売しても罰則等はないのはなぜか

この記事中のイオシスアキバ中央通店に限らず、多数の国内販売店で技術基準適合証明等を通過していないスマートフォン等の販売が行われています 。販売者には罰則等はないのでしょうか。

回答無線設備の製造業者、輸入業者又は販売業者は、無線通信の秩序の維持に資するため、電波法第3章に定める技術基準に適合しない無線設備を製造し、輸入し、又は販売することのないように努めなければならないこととなっております。(電波法第102条の11第1項)

技術基準適合証明等を受けていないスマートフォン等を日本人が国内で国内事業者のSIMカードを用いて通信を合法的に行う方法はあるか

申請または特定の免許の所持などを行えば、合法的に技術基準適合証明等を受けていないスマートフォン等を日本人が国内で国内事業者のSIMカードを用いて通信を行うことができるのでしょうか。

回答日本国内で利用される無線機器は日本の技術基準を満たしている必要があります。そのため、海外から持ち込んだ携帯電話端末・BWA端末を利用する場合は「技術基準適合マーク」が付されている必要があります。ただし、以下の場合は「技術基準適合マーク」が付されていない場合でも、使用することができます。

  1. 日本国内の携帯電話事業者又はBWA事業者による国際ローミングサービスにより使用する場合。
  2. 国際ローミング可能な端末において、海外から持ち込んだ者が日本国内の携帯電 話事業者又はBWA事業者のSIMカードにより使用する場合。

詳しくは携帯電話事業者又はBWA事業者にお問い合わせください。
なお、日本に居住している日本人が、日本の技術基準適合証明等がないスマートフォンを合法的に使用する方法はありません。また、当該スマートフォンを使用した場合には、電波法第4条1項 違反となる可能性があります。(適用される罰則としては、電波法第110条第1項 第1号(1年以下の懲役、100万円以下の罰金))

所感

以上が私の質問と東北総合通信局さんの回答の一連です。結果として私の疑問はおおよそ解決することができました。

あくまで私自身の疑問を解決する目的として今回の質問を行いました。なので個々人がどう受け止めるべきかの言及は行いません。今回の回答の条件に当てはまらないような人が技適マークがないであろう製品を使用してるのを見かけますが、私は何も言及しない方針です。

海外製スマートフォンは魅力的な製品が多いと思います。Xiaomi製品だったりOnePlus製品などを使用してみたいと思っています。しかし数々のルールはなにか目的があって成り立っています。そのルールを破り製品を使用したら、製品の良さを胸を張って堂々と主張できない思います。正攻法に私が使用する場合、最も有効な手段は製品発売の現地で使用することだと思いました。

お忙しい中回答をしていただいた東北総合通信局さんに改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。